zattanikka’s diary

肥満の父、腐女子の母、オタクの兄、軟便気味の私による四人組ロックバンド

恥は書き捨て

先日、この数年間の中で一番大切にしていたものを犬に噛み砕かれ本気の号泣をかました20歳女、オタクです。


日常に大した旨みもなく、仕事をこなし家に帰り眠るだけの日々の中で何をブログに記すのかと書き渋っていたらこの有様です。

そこでTwitterで声をかけていただいたのでRMミクステ所感とついでにjhopeミクステの所感を書きまとめていたものを軽く載せようかなと。

ただ、誰に見せるつもりもなく自分の気持ちを自分なりの言葉でしたためていたものなので…大したこともありませんし面白いこともないです…

恥ずかしくなったらひっそりと消します…


180302/jhope 初mixtapeについて


ついに、ずっと待っていたミックステープ公開。本当に待ってた…いつからともなく常に心にあったもの。

彼の中には明るい部分だけでなく暗い部分もあって、不安、焦り、不満、葛藤、そういった見せられていない側面があるのだと改めて思い知った。

勿論、考えなかったわけではなくて、なんと言うか…

私が心の中で考えている10のことより、彼自身の発する思い1つが真実なのだと、彼の中にも(当たり前に)人並みに愛したい、遊びたい、そういった私たちと同じ思いがあるのだと、なんだか泣きそうになった。

彼がこのトラックを出すにあたって、どれほどの時間を費やし、思いをしたため、入れられず切り落とされた言葉があっただろう。私たちはその思いをどれだけ汲んでやれてるだろう。考えても考えきれず、自分のことすらろくろく分かっていない私は、一体どれだけ彼を見ているだろう。

本当の彼、とは何だろう。

改めてたくさんの起爆剤を落とされた気分だ。

彼自身が世界の平和の一片になりたいと望むように、ファンである私達も彼の中の不安をひとつでも取り除くことが出来る存在になりたい。彼はいつだって私の中に安らぎを与えてくれるから。

永遠の希望、この時がずっと続くことを信じています。



181023/RM「mono」公開


前回の「RM」から3年、今のRMを表すであろうミックステープの公開。

「RM」のジャケットはRapmonsterが黒のインクをかぶりこちらを力強く睨みつけるモノクロでインパクトのあるものだった。

曲にはどことなく人生に対する漠然とした不安、掴むことの出来ない未来への焦燥、周りの人間から向けられる視線への怒りのようなものが覗いていて、牽制、反発、固い殻に篭った『内包された本音』を感じさせた。

これを今の私と同じ年頃に出したのだと思うと改めて鳥肌が立つ思いだ。

今回出された「mono」のジャケットでは、柔らかな白地に力を抜いた文字でタイトルが記されていた。

水中を漂う時の腕の浮くような感覚やほんのりとした閉塞感、なんとも言えない気持ちになる曲が多く、気化した雨が登っていく時のあのむっとした特有の湿った空気だとか、ホテルで迎えるいつもと違う少しワクワクするような、それでいて少し物悲しいような空気感を受け取った。

彼がこの3年の間に同じモノトーンの中からどれどけのものを感じるようになったかを深く考えさせられた。レイヤー別にたくさんの感情を塗り重ねたことによって、改めて「Rapmonster」と「RM」の二つの側面を感じた。

苦いものが食べられなかったあの感覚や、とてもゆっくり流れていた年月。低い視線で見えていた世界、見晴らしのいい世界に憧れていたあの気持ち。そういった、二度と感じ取ることの出来ない気持ちを懐かしく思うように、三年前の彼にしかかけなかった彼の姿が「RM」の中にはあり、「mono」の中にも同じことが言える。今のRMにしか書くことの出来ない、後にも先にも今だけの彼が「mono」なのだろう。

同じ雨の温度にも体を震わせる冷たさや噎せ返るような生暖かさがあることを教えてくれる彼らは、どうしたって私の人生を豊かで実りあるものにしてくれるようだ。

私の受け取り方が正しいとは思わない。彼の思うことは所詮彼にしかわからないのだ。

それでも、彼が音や言葉にして私たちと共有しようとしてくれているものは、きっと私たちを虐げるものではない。

彼らがこれまで積み上げてきた技術は絶対に私たちの思想、性、種族、それらを組み伏せ、裏切るものにはきっとならない。それだけは胸を張って信じ続けたい。

彼らの紡ぐ歌詞が私たちを故意に傷つけようとしたことは、一度だってなかったはずだ。



●個人的な主観であり、ここに記されている言葉の一切は他者に押し付けるものではありません。


ヒプノシスマイクにハマってしまった話もまた書きたいです。